エッセイ【その生命果てるまで…】

君はいつも寂しそう
​誰かと一緒に過ごしている時間は
笑顔を見せてる君だけど
独りになると君は俯き表情を隠す

だけど 僕は知ってる
俯き隠したその表情 瞳には
​笑顔も輝きも映していない・・・

こんなにも 近くに僕はいるのに
こんなにも 近い場所に僕はいるのに
君を守ってあげられない
君を支えてあげられない
​もどかしさに狂いそう

なんで君はいつも そんな寂しそうなの?
どうして君はいつも その場所に居るの?
​まるで誰かを待っているかのように
君は毎日同じ時間 同じその場所にいる

そしていつも 寂しそうで
いまにも儚げに消えてしまいそう

大丈夫 僕はここにいるから
大丈夫 僕は君の味方だから

だから お願い
​その悲しみから 出ておいで
お願いだから
儚く消えないで・・・

​  イノチ
​その生命 果てるまで・・・