今日は散髪の後、徳島文学書道館で開催が始まった「せゝらぎ書展」を観賞した。黒田先生主管の「正筆会」の言わば徳島支部とでもいえるであろうかなの書展で格調が高かった。昨年に観せてもらった際に受付で名前を促されて書いたが、今回ご丁寧に案内状が届いた。正筆会と言えば、古くは神戸の安藤聖空(梅雪)先生が起こし、香川では香川竹甫先生が大西先生、光宗先生、廣瀬先生と三人のかなの大家を育て大いに発展した経緯がある。県外なのに私にまで案内が届くということは珍しい。香川でも青澄会が正筆会傘下で立派な作品を発表しているが、今回の徳島のかなは変体仮名も基本に忠実で読み易かったという印象だった。隣の部屋では尾崎邑鵬先生グループの「由源」作品展をしていたが、私は香川の加藤先生ご社中の作品展が好きだ。帰りは鳴門を過ぎた辺りから雨が降り出して夕食の食材をどこで買おうかと雨の弱まるのを待って志度まで帰った頃小降りになったのでフジで買うことにした。今宵は焼き肉にした。