(
番組HPより)
ここ数年ニュースになっている「町に出てくるクマ」。なぜ町へ出てきたのか。被害の多い秋田県でクマにGPSを着けて徹底調査。すると、知られざる暮らしぶりが明らかに!
---
ツキノワグマがなぜ町に出てくるようになったのか、調査した回です。
ツキノワグマは本来、深い森の中で暮らし、警戒心が強く、人前には姿を現さないということです。
今回、クマの行動を調べるため、罠にかかった1頭の若いオスにGPS付き首輪カメラを着けて、その行動範囲を調査しました。
調査で見えてきたのは、夏に民家の近くに植物を食べに来ていたこと。
じつは夏は、クマにとって食べ物が少ない厳しい季節で、食べ物を求めてこうして民家の近くに出てきていると考えられるそうです。
さらに、2023年秋は、木の実の不作が重なり、町に大量に出没したということです。
人を避けて暮らすのがツキノワグマ本来の姿ですが、こうして町に出ざるをえず、人を脅かしてしまうということで、クマと人の関係について考えさせられました。