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番組HPより)
ホーホケキョの鳴き声で有名なウグイス。でもヤブに潜んで暮らしているため実は謎多き鳥だ。3年にわたる密着取材で美声の秘密や近年街なかに進出している理由が明らかに!
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ウグイスの子育てを見つめた回です。
ウグイスは、春に美しい鳴き声を聞きますが、1年中ヤブの中に潜んで暮らし、ほとんど出てこないため、まだ分かっていないことが多いということです。
今回、ウグイスが深い笹ヤブの中に巣を作って子育てする様子を観察することができました。
オスは子育てを直接手伝わず、メスがひとりで子育てをするということです。
一夫多妻制で、オスは直径200mほどの縄張りを持ち、この縄張りの中に幾つかの巣があり、メスたちがそれぞれ子育てするそうです。
オスは縄張りを守るために盛んに鳴いて、他のオスを威嚇・けん制しているそうです。さえずりにはメスを縄張りに誘い込む効果もあり、1日2000回以上鳴くこともあり、命を削って鳴いているということです。
逆にメスは、天敵に見つからないように、ほとんど鳴かないということでした。
観察していた巣では、メスが懸命に食べ物を運んで育て、ヒナがすくすくと成長し、やがて巣立ちを迎えました。
近年、街なかでウグイスが見かけられていて、環境の変化が影響しているそうです。街なかのちょっとした生垣や植え込みの中に巣を作って子育てをしていて、人の暮らしのそばで、ひっそりと潜んで、したたかに命をつなぐ姿がありました。