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NHKさわやか自然百景「愛媛 愛南町の海」

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番組HPより)
四国の南西部、愛媛県愛南町の沖に広がる宇和海。黒潮の影響を受ける温暖なこの海では100種を超えるサンゴが見られるそこを泳ぎ回るのは色とりどりの魚たち。夏、多様な命がきらめく愛媛・愛南町の海を見つめる。

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夏、愛媛県愛南町の宇和海に息づく生きものたちを見つめた回です。

黒潮を影響を受けて温暖な海では、テーブル状のサンゴや、イソバナなどソフトコーラル、キサンゴなど、100種を超えるサンゴが群生しているそうです。

サンゴの周りには、キンギョハナダイやソラスズメダイなど色とりどりの魚たちが見られて華やかでした。

数千匹のキビナゴの群れや、そうした小魚を追って集まるカンパチなどの回遊魚の群れも見られました。

また、この時期、南の海からやってくる独特の頭の形をした珍しいサメ、アカシュモクザメ(ハンマーヘッドシャーク)が40匹以上の群れで泳ぐ姿がありました。絶滅が心配されていて、宇和海は群れが見られる数少ない場所だということです。

温暖な海流が多様な命を育み、さまざまな生きものたちの拠り所になっている豊かな海でした。
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NHK美の壺「心を癒やす 宿」

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番組HPより)
多くの文人に愛された修善寺温泉の老舗旅館。伊豆長岡温泉・名匠の技が光る極上の客室。石川・囲炉裏を使った野趣あふれる料理に舌鼓。

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宿の魅力を紹介した回です。

全国のさまざまな心癒される宿が登場し、建築や庭園、料理など魅力が紹介されました。

静岡・修善寺の老舗旅館は、玄関ののれんをくぐると、目の前に広大な日本庭園が広がり、山々を背景に立派な能舞台があって、一気に別世界へといざなう素晴らしい仕掛けでした。

石川・白山市の宿では、囲炉裏にこだわりがあり、イワナや山うどなどを各室の囲炉裏で焼いて客に出していて、手間はかかりますが、昔ながらのもてなしが素敵でした。

静岡・伊豆長岡温泉の旅館は、実業家・岩崎弥太郎の一族の元別邸で、1988年に新たに建てられた客室棟は、建築家・村野藤吾による設計だそうです。

数多くの旅館やホテルを手がけ「宿のスペシャリスト」として知られる村野は、部屋で過ごす客の印象にこだわり、障子の格子や壁の段差など、影が強く出ないようにミリ単位で調整したそうで、名建築家の凄みを感じる柔らかな空間の客室でした。
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NHK歴史探偵「明治維新 新政府の挑戦」

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番組HPより)
日本の大きな転換点「明治維新」。実は新政府は、資金不足に兵力不足のどん底からのスタートだった!?課題を一挙に解決した電撃作戦とは?明治政府の苦悩と挑戦に迫る。

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明治維新はどのように成し遂げられたのか、明治新政府の苦悩と挑戦に迫った回です。

明治維新の目的は、欧米諸国と渡り合える近代国家を作ることですが、それを実現するために大きな課題があったということです。

その課題とは、軍事力でも経済力でも各藩が力が持っていたことで、軍事力も資金力もない新政府は、国の運営がおぼつかない状態で、藩の存在が最大の障壁になっていたということです。

藩の持つ力をそぎ落として、いかに中央集権国家を作り上げるのか?

そのヒントとなったのが、紀州・和歌山藩がやっていた先進的な改革で、それは身分制を解体して武士の特権を排除するもので、新政府が参考にしたということです。

そして、事態を一気に打開する秘策として「廃藩置県」を断行。
藩をすべて解体して県を設置し、中央集権化を進めました。

廃藩置県は、大名を全員クビにすることになるため、大反発の恐れがありましたが、意外にも大きな抵抗は起きなかったということです。

その理由の一つとして、武士たちも「今こそ近代日本に生まれ変わらなければならない」という時代の流れを感じていて、そんな共通意識のもと、時代の変化を受け入れたと考えられるそうです。

特権階級である武士が、特権を手放してまで国の近代化を目指した、世界史的にも非常に珍しい事例だということで、明治維新がとても大きな転換点であったとを感じました。
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NHKダーウィンが来た!「密着!ジャングルスクール オランウータン いのちの学校」

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番組HPより)
熱帯の森にオランウータンの学校がある。親を失った子に人が生きる術を教えるジャングルスクールだ。ユニークな授業で野生復帰を目指す生徒たち。いのちの学校に密着!

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インドネシア・カリマンタン島の熱帯の森にあるオラウータンの学校に密着した回です。

生徒はオラウータンの子どもたち約350匹。
ほとんどが親を失った孤児で、森で生きる術を知らず、人が親の代わりに教えて、これまで500匹以上が野生に復帰したそうです。

授業の内容は、木登り、食べられる物を知ること、ベッド作り、天敵を知ることなど。森で一人で生きていけるよう、いろいろなことを一つ一つ教えていく必要がありました。

孤児となった主な原因は人間にあり、オラウータンが暮らす森が開発されて農地になり、すみかを追われたことにあるということです。この100年でオラウータンの数は1/5に激減し、絶滅が心配されているということで、学校の人たちが地道に取り組みを続けられていました。
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​NHKファミリーヒストリー「椿鬼奴 ~オンリーワンの道をいくルーツ~」

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番組HPより)
椿鬼奴さんの父は個性的な子だった。一人口ずさむ歌はブルース、あだ名もブルース。我が道をいく男。酒好きの祖父は、信念と努力の人でもあった。丁稚奉公時代から努力を重ね、31歳で京都大学に入り、弁護士として立身出世した。母方のルーツは鹿児島・喜界島。豊かではなかった時代、さまざまな困難を乗り越えてきた祖母。ギャンブルで失踪を繰り返す祖父を見放さず…、その懐の深さは我が道の芸を貫く鬼奴さんの心の支えだった

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椿鬼奴さんの家族の歴史をたどった回です。

父方の祖父は、丁稚奉公をしながら学問を学び、31歳で京都帝国大学に入り、公務員を経て弁護士になった努力家で、頑固で厳しい方だったそうです。

父も鬼奴さんに厳しかったそうですが、ひとりブルースを口ずさむような大人びた子供で、少年時代から我が道をいく男だったそうで、そんなところは鬼奴さんが大いに影響を受けていそうでした。

母方の祖母は、祖父がギャンブルで多額の借金を残して失踪しては戻って来るを繰り返すも、黙って受け入れる懐の深さがあり、どんな苦境も気丈に家族を支えてきた一本芯の通った人だったそうです。

そんな祖母が、鬼奴さんが芸人の道に進んでなかなか芽が出ずにいた頃に味方になってくれたことが心の支えになり、我が道の芸をぶれずにやり続けることができたそうで、鬼奴さんにとってとても大きな存在だったのだと思われました。
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NHK街角ピアノ スペシャル 「大江千里 ニューオーリンズを行く」

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番組HPより)
ジャズピアニストの大江千里さんがジャズ発祥の地アメリカ・ニューオーリンズを旅する。街角での即興演奏。ルイ・アームストロングの再来と言われる音楽家とのセッションも

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ジャズピアニストの大江千里さんが、アメリカ・ニューオーリンズを旅した回です。

ジャズ発祥の地・ニューオーリンズでは、人々は音楽を愛し、あちこちから音色が聞こえてきて、にぎやかで陽気な街でした。

18世紀から19世紀にかけて、ニューオーリンズは奴隷貿易の中心地で、アフリカから連れてこられた人々は、大規模の農園などで過酷な労働を強いられた歴史があるということです。そんな中、アフリカのリズムがブルースなどと混じり合い、やがてジャズが生まれたそうです。

街角にあるピアノを巡ると、そこでさまざまな人たちが演奏する風景が見られました。

そこへ、大江さんが飛び入りで加わって即興で共演すると、その人その人とのいろいろな素敵なセッションが生まれ、2人の熱い演奏に人が集まってきて、辺りが熱気に包まれて感動的でした。
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​NHKさわやか自然百景「栗駒山 夏から秋」

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岩手、宮城、秋田の3県にまたがってそびえる栗駒山。標高1626メートルの活火山だ。夏から秋、色鮮やかに変化する栗駒山を訪ねる。

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栗駒山の夏から秋を見つめた回です。

夏、雪が解けた山肌をタテヤマリンドウやサラサドウダンなどの花々が埋め尽くして鮮やかでした。

雪解け水や雨水がたまって広がる湿地では、エゾイトトンボが産卵する様子が見られ、メスがオスと一緒に水の中に潜って、水草の茎に卵を産み付け、懸命に命をつないでいました。

秋になると、山は装いを一変し、山肌を錦の紅葉が彩りました。

鳥たちは秋の恵みを求めて飛び回り、ホシガラスはマツの種を集めて、間もなくやって来る冬に備える様子が見られて、栗駒山の季節の変化とともに暮らす生きものたちの姿がありました。
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​NHKにっぽん百低山「鞍岳・熊本」

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酒場詩人の吉田類が全国の低山を訪ね、その魅力を堪能!今回の舞台は、熊本・阿蘇外輪山の一つ、鞍岳。その頂にまつられる阿蘇の暮らしを支えた大切な神様とは?

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熊本・阿蘇外輪山の一つ「鞍岳」に、吉田類さんと地元出身の歌手・茂森あゆみさんが登った回です。

女岳と男岳、2つのピークをもつ双耳峰で、馬の鞍のような形をしていて、平安時代の武将・坂上田村麻呂が「鞍岳」と呼んだのが始まりとされるそうです。

山頂付近に立つお堂には、馬頭観音という牛や馬を守る観音様がまつられていて、いにしえより牛馬の神がすむ山として厚く信仰されてきたということです。

阿蘇は日本有数の牧畜が盛んな地域で、阿蘇の人々と牛や馬との深いつながりを感じる山でした。

2つのピークの間の、鞍にあたる場所には、草原が広がっていて、そこに淡いパステルカラーの花々が咲いていてきれいでした。
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NHKドキュメント72時間「東京・足立区 いつものファミレスで」

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ハンバーグやピザ、から揚げ定食やパフェ。東京・足立区の住宅街にあるファミレスが今回の舞台。一見どこにでもある、ありふれた日常だけど、耳を澄ませば小さなドラマが聞こえてくる。

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東京・足立区のファミリーレストランを訪れる人々にお話をうかがった回です。

地元の人を中心に多くの人が訪れ、25年通って毎日朝食をとる90歳の男性や、パン屋の仕事終わりにビールを飲みながら食事をする女性など、お話をうかがうと、どのような経緯でここに通っているかなどを話してくれて、その人の人生の一端に触れました。

3日目、父・母・息子の3人で食事をする親子がいましたが、30歳の息子は、小さい頃に自転車で転倒して首の頸椎を痛め、体に力が入らないハンデを抱えながら暮らしているということでした。

両親は、息子のために将来の蓄えをと考えて、共働きで働かれていて、こうしてファミレスで時々3人でテーブルを囲んで、慎ましく暮らされていて印象的でした。
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