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番組HPより)
鹿児島の不動産会社に勤める坂元知花(小芝風花)は、仕事でも伸び悩み、恋人からのプロポーズにも応えきれない日々を過ごしていた。
そんなある日、津村幸次郎(吉岡秀隆)が家探しに不動産会社へとやってくる。
対応した知花は張り切り、イチオシの桜島ビューのマンションを紹介する。しかし、幸次郎がとつぜん、「桜島が見えない家がいい」と言いだした…。
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鹿児島を舞台に、小さな不動産会社に勤める地元出身の女性の成長を描いた物語です。
「災害」が一つのテーマになっていて、年間1000回も噴火がある桜島と共に暮らす鹿児島の人々が丁寧に描かれていました。
1人の男性が部屋を探しにやって来て、物語が動き出します。
鹿児島は初めてというその男性は「桜島が見えない部屋がいい」と言いだし、ヒロインの女性が困惑しながらも、男性の依頼に応えようとします。
物静かでどこか影のある男性が、なぜ桜島が見えない部屋を望んだのか?物語が進むにつれ、男性の心に秘めた悲しい過去が明らかになっていきました。
ヒロインの女性も、ある過去を抱え、それが原因で一歩踏み出せずにいましたが、依頼者の男性との出会いを通じて気持ちに変化が生まれ、それが男性の気持ちを動かすことにもつながって、最後は心温まる結末でした。