映画・テレビ鑑賞

観た映画・テレビの感想やメモを簡単に書き留めています。映画は主にテレビで鑑賞。 ・・・

NHK地域ドラマ

​NHK島根発地域ドラマ「島根マルチバース伝」

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番組HPより)
ひかり(28)[桜庭ななみ]は、高校演劇で神童と呼ばれ、かつて女優になることを夢見ていたが、今では地元のスーパーましまやでアルバイトをしながら、「自分が輝けないのは島根にいるせいだ!」と家族や友人に愚痴を吐きながら過ごしていた。

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島根で暮らし、かつて女優を夢見た女性の成長を描いた物語です。

高校時代、演劇で一目置かれた存在でしたが、今はスーパーでアルバイトの日々。「島根にいるから自分は輝けない」「東京だったら自分は輝ける」と思いながら、悶々と過ごしていました。

ある日、怪しげなバーに入ると、店のマスターから、「違う未来の自分を見ることができる」装置を勧められます。

「環境に恵まれていないだけで、きっと私は大女優だった」と信じる主人公は、その装置で違う未来の自分を見ようとしますが...。

夢と現実の違いに思い悩み、地元の環境のせいにしていた主人公が、この装置で自分を見つめ直し、そして、あることをきっかけに前に踏み出していくようになり、爽やかな結末でした。
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NHK鹿児島発地域ドラマ「この花咲くや」

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番組HPより)
鹿児島の不動産会社に勤める坂元知花(小芝風花)は、仕事でも伸び悩み、恋人からのプロポーズにも応えきれない日々を過ごしていた。
そんなある日、津村幸次郎(吉岡秀隆)が家探しに不動産会社へとやってくる。
対応した知花は張り切り、イチオシの桜島ビューのマンションを紹介する。しかし、幸次郎がとつぜん、「桜島が見えない家がいい」と言いだした…。

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鹿児島を舞台に、小さな不動産会社に勤める地元出身の女性の成長を描いた物語です。

「災害」が一つのテーマになっていて、年間1000回も噴火がある桜島と共に暮らす鹿児島の人々が丁寧に描かれていました。

1人の男性が部屋を探しにやって来て、物語が動き出します。
鹿児島は初めてというその男性は「桜島が見えない部屋がいい」と言いだし、ヒロインの女性が困惑しながらも、男性の依頼に応えようとします。

物静かでどこか影のある男性が、なぜ桜島が見えない部屋を望んだのか?物語が進むにつれ、男性の心に秘めた悲しい過去が明らかになっていきました。

ヒロインの女性も、ある過去を抱え、それが原因で一歩踏み出せずにいましたが、依頼者の男性との出会いを通じて気持ちに変化が生まれ、それが男性の気持ちを動かすことにもつながって、最後は心温まる結末でした。
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NHK宮城発地域ドラマ「ペペロンチーノ」

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番組HPより)
イタリアンレストランを津波で失ったオーナーシェフの小野寺潔。その後、潔は新しく店を建て直し、震災から10年の3月11日に友人を招きある宴席を企画する。

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宮城県の被災地を舞台に、震災の津波で店を失った料理人と彼の周りにいた人たちが10年後に集まり、ある会を催すお話です。

料理人である主人公の新しい店に、理由もよく分からないまま招待された人たちがやって来ますが、彼がどういう目的でこの会を行うのか、どういう人選で選ばれた招待客なのかが、この10年を振り返りながら少しずつ明らかになりました。

店を失い、失意の日々を送っていた主人公が、この10年をどのように過ごし、店を再開するまでに至ったかが描かれました。そこには主人公の秘めた悲しみがあり、それが思いがけないかたちで明かされて感銘を受けました。
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NHK秋田発地域ドラマ「金色の海」

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番組HPより)
東京の広告代理店で働く橋田早苗(29歳)は、心身の疲労が蓄積し、大事なプレゼンをすっぽかしてしまう。挫折感に打ちのめされる中、秋田県大潟村にある夫・真治の実家に移り住むことに。

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東京での暮らしに疲れ、夫の実家がある秋田県大潟村に移り住んだ女性の物語です。

舞台は、湖を干拓して造られた農村で、見渡す限りの平地に素朴な田園風景が広がり、のどかで開放的な雰囲気が素敵でした。

主人公の女性は、夫とともに移住し、夫の実家の優しい家族にも支えられ順調に新しい生活を送っていましたが、ある出来事をきっかけに思悩むように...。そんなときに、村の人たちとの交流を通じて、悩んでいた心境に変化が現れ、最後に自分の答えを見つけて一歩を踏み出そうとして、心温まるお話でした。
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​NHK 福井発地域ドラマ「シューカツ屋」

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番組HPより)
大学の経理課に勤めるアラサーの美野里は、ひょんなことから「就活支援室」に異動し、毎日が一変する。そこで出会ったのは、「シューカツ屋」こと室長・叶野が率いる、型破りな就活支援のプロ集団だった。

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大学の就活支援室に異動になった主人公の女性が、内定が得られない学生たちの就活支援に奮闘するドラマです。

その就活支援室は、学生たちを手厚くサポートする熱気あふれる支援室で、そこの陽気な室長に、主人公が巻き込まれていくのが面白かったです。

室長に見込まれて最初は嫌々引き受けた主人公でしたが、やがて悩める学生たちに本気で寄り添うようになり、時にぶつかり合いながらも学生たちが本当に望む道に進めるように支えて、心温まるお話でした。
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​NHK 愛知発地域ドラマ「黄色い煉瓦 ~フランク・ロイド・ライトを騙した男~」

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番組HPより)
今からおよそ100年前。世界的建築家フランク・ロイド・ライトは、旧帝国ホテルの設計にあたり、外壁を赤い煉瓦ではなく“黄色い煉瓦”で飾ることを求めた。当時の日本で黄色い煉瓦を焼くことのできた職人は愛知県・常滑(とこなめ)の久田吉之助しかおらず、ホテル側は協力を求めた。

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大正時代、愛知県常滑の片腕のレンガ職人・久田吉之助の半生をたどり、旧帝国ホテルの外壁に使うための黄色のレンガの注文を受け、大金を受け取りながら納品しなかったことの真実を描いたドラマです。

ドラマの中の現代では、吉之助はお金をだまし取った詐欺師あつかいで伝えられていますが、事実を探っていくと大きく異なることが明らかに...。

長い年月をかけて黄色のレンガを独自に作り出し、片腕を失うなど数奇な運命に翻弄されながらも、自分にしかできないことを成し遂げたいと精いっぱい生きた男の歩みが描かれていて、その主人公の鬼気迫る演技は余韻に残りました。
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​NHK 宮崎発地域ドラマ「ひなたの佐和ちゃん、波に乗る!」

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番組HPより)
日向市の細島という小さな港町で暮らす佐和(池間夏海)は、軽音部のバンドでボーカルをしている高校3年生。佐和は知らず知らず心の内に秘めてきた“本当の思い”と向き合うことに…。

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宮崎を舞台に、小さな港町で暮らす少女の成長を描いた物語です。

ヒロインは、歌うことが好きで学校ではバンドをしている一方で、家では母の手伝いをするなどしっかりとしていて、現実的なものの見方をするところがありました。
また、地元はサーフィンが盛んな場所ですが、ヒロインはなぜかサーフィンをひどく嫌っていて...。

その理由が明らかになり、物語が展開していきますが、自分の進む道に悩み、時に周りの人とぶつかりながら、あることに打ち込むことで自分と向き合おうとしていく様子が爽やかに描かれていました。
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​戦艦大和のカレイライス ~広島発地域ドラマ~

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(番組HPより)
沈没した戦艦大和。艦内で作られていた幻のカレー。
広島県呉市を舞台にした異色の地域発ドラマ。

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再放送を視聴。
広島県呉市を舞台にした、戦艦大和で作られていたカレーを巡る物語です。

地元のタウン誌で働くことになったヒロインの女性が、大和で作られていたカレーの味を再現しようと奮闘する物語ですが、ファンタジーの要素もあるユニークな設定の不思議な物語でした。

登場するカレーが、素朴でよく煮込んでありそうなカレーで美味しそうでした。
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NHK 青森発地域ドラマ「進め!青函連絡船」

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番組HPより)
青森県青森市。八甲田の山麓にあるラーメン屋。
うだつのあがらない49歳の男・服部徹(吉田栄作)が切り盛りする寂れっぷりはなはだしい店だ。店で唯一のメニューは、28年前に廃止された青函連絡船の名物「海峡ラーメン」。

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青函トンネルの開通に伴い廃止され、現在は青森港に展示されている青函連絡船を題材にした物語です。

ある野心を抱く男性が画策した大がかりな芝居に、ラーメン屋の店主である主人公や周りの人々が巻き込まれていくドタバタ劇がコミカルで楽しいドラマでした。

この男性の計画が着々と進められ終盤にその成否がわかりますが、ハートフルな結末にあたたかい気持ちになりました。
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