（番組HPより）
日本アルプスに囲まれた長野県南部・伊那谷。とうもろこし畑を抜けた先に１軒の産直市場がある。売っているのは色とりどりの野菜はもちろん、キノコ類やイノシシ・シカといったジビエ肉、さらにイナゴ、ハチノコといった昆虫食まで。ここには多様な食文化が根づいている。地元の農家が品物を持ち込み、お客もまた地元の人が多い。

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長野・伊那谷の産直市場を訪れる人たちにお話をうかがった回です。

広い屋内の市場には、いろいろな野菜や果物、キノコなどがずらりと並んでいて、多くの人が訪れてにぎわっていました。

地元の農家が、誰でもここに持ち込んで、値段を決めて売ることができるということです。

その中に、１人暮らしの９４歳のお婆さんが、自分で作った野菜を持ち込んでいました。９０歳になって東京から地元のここに戻り、幼い頃の記憶を頼りに１人で農業を始めたそうで、行動力があってすごい方でした。

サングラスに無精ひげの３８歳の男性は、今がピークで忙しそうに野菜を持ち込んでいました。その方は、大手メーカーに勤めていましたが、パワハラで退社。地元に戻り、農業を始めて３年目だということですが、「（会社を辞めた）後悔は全くない」と言って、生き生きと作業をされていて印象的でした。