NHKドキュメント72時間「北の大地の競馬場」

- 映画・テレビ鑑賞
番組HPより)
北海道・帯広の「ばんえい競馬」が今回の舞台。走るのは、かつて農耕馬として活躍した大型の馬、ばん馬。最大1トンにもなる重さのソリをひいて力強さを競う世界でも珍しいレース。懸命に、重荷を引いて進み続ける馬たちに、みんなどんな思いで声援を送っているんだろう。

---
北海道・帯広の「ばんえい競馬」で、馬たちに声援を送る人々を見つめた回です。

ばんえい競馬は、大型の馬「ばん馬」が最大1トンにもなるソリを引いて競い合うレースで、世界でここだけの競馬だということです。

ばん馬は、明治時代、木材を運んだり田畑を耕したりする農耕馬として、北海道の発展を支えたそうです。ソリを引くレースもこの頃に始まり、北海道各地で行われていましたが、今では帯広だけだそうです。

レースは、約200mの直線コースですが、途中に大小2つの山があり、馬は時々休んで体力を回復させながら、山を越えてゴールを目指します。

一般の競馬と違って、重いソリを引いているためスピードはゆっくりで、観客は馬と一緒に移動しながら声援を送るのも、ここならではでした。

お話をうかがった観客の中に、親子3人のお客さんがいて、その1人の方は「馬も人も一緒だな」と感じたそうで、続けて「山あり谷ありで、一気にスピードが必要な時もあるけど、たまに止まんないといけないんだな」と話されていたのが印象的でした。
続きを見る >>