(
番組HPより)
もの書く人の傍らにはいつも猫がいた。作家と愛猫との日々を見つめる異色ドキュメント。詩人・杉本真維子と愛猫との静ひつなる暮らし。書下ろしエッセイの朗読は安藤サクラ
---
詩人・杉本真維子さんと猫のこはくの日々をつづった回です。
杉本さんは、詩を書くことのイメージを、「自分の体は、詩の種を貯めておくためのコップのようなもの」で、「詩の種がコップからあふれ出したところを言葉にする」と話されていて、日々、詩の種を貯めて、創作を続けられていました。
こはくは、ノルウェージャンフォレストキャットの4歳オスで、猫とは思えない声で、小鳥のようにキュルキュルと鳴く可愛い猫でした。
書き下ろしのエッセイでは、「言葉では言えないことを言葉で言おうとする矛盾との壮絶な闘いが詩」で、そんな言葉を超えたものに愛と猫があるという内容でつづられて、こはくへの深い愛情を感じる心温まるエッセイでした。