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番組HPより)
今年221年ぶりの同時発生で大騒ぎになった17年ゼミ・13年ゼミ。合計数兆匹が町を占拠!?大繁栄の秘密は特別な進化の過程と、風変わりな鳴き声にあった!
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アメリカ・イリノイ州で、221年ぶりに同時発生した17年ゼミと13年ゼミの命の営みを見つめた回です。
イリノイ州は、17年ゼミが多い地域で、17年ごとに静かな住宅街はセミで埋め尽くされ、一大イベントのようになっていました。さらに今年は、13年ゼミが重なる地域もあるということで、大変な事態でした。
なぜこれらの周期ゼミは、13年と17年の周期なのか?
13と17で素数ゼミと呼ばれていましたが、2022年に分かった新たな研究成果で、周期ゼミには4年ごとに羽化するかどうか決めるチェックポイントがあるということです。
羽化する前の年である12と16年目に、幼虫が赤い目になっていれば、次の年に羽化することが分かったということでした。
番組では、17年ゼミを中心に、長く地中の中で暮らしていた幼虫が、いっせいに地中から出てきて木に登り、次々に羽化する様子を見つめました。
地上で生きられるわずか数週間の間に、オスは求愛のためメスに自分の存在をアピールして大合唱。懸命に相手を見つけて、命をつなごうとして感動的でした。