NHKヒューマニエンス「“植物” 支配者は周りを動かす」

- 映画・テレビ鑑賞
番組HPより)
「植物」は、コミュニケーションの達人だ。植物との奥深い関係を妄想する。

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植物がテーマの回です。

番組では、「植物は動けないけれども、動けるものたちを動かすことによって、この世界を支配しているんじゃないか」という視点で見ていって、興味深かったです。

そのための代表的な器官が「花」で、花によって昆虫の色覚などにうったえて蜜のありかを伝え、昆虫を誘ってその体に花粉を付けさせ、繁殖のために利用しているということです。

花以外にも、果実で動物たちを、根から様々な化合物を分泌することで土の中の微生物をコントロールしていると考えられるそうです。

系統樹をさかのぼれば、動物も植物もルーツは一緒で、エサを求めて動き回る単細胞の真核生物だということです。

進化の過程の中で、植物は地面に根を下ろし、動物とは違う、動かないという生存戦略を選び、その代わりに周りの生物を動かしてコントロールしているそうで、植物の奥深さやしたたかさを感じました。
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