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番組HPより)
北海道・根室半島の付け根、太平洋に面したホロニタイ湿原。ここは夏の時期、海からの霧が立ちこめて日を遮り、低温で多湿な環境となる。この冷気により、本州では高山でしか見られない花々がこの低地に咲き、湿地の花に混ざって独特の花畑を生む。多様な花畑は虫たちを集め、それを求めてノビタキやオオジシギなど多くの夏鳥が渡ってきてパートナーを探し子育てを行う。独特な環境の湿原が育む生きものたちの営みを見つめる。
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夏、北海道・ホロニタイ湿原が育む生きものたちの営みを見つめた回です。
太平洋に面したホロニタイ湿原は、夏の時期、海からの霧が流れ込んで、低温で湿潤な環境になるそうです。
そうした環境により、ツマトリソウやワタスゲなど高山の寒冷を好む花々が咲き、湿地の花に混ざって、多様な花畑が広がっていました。
この時期、花畑に集まる豊富な虫たちを求めて、ベニマシコやシマセンニュウ、オオジシギなど渡り鳥が繁殖のためにやって来て、子育てをするそうです。
湿原には大小幾つもの沼や川もあり、水鳥たちもここで子育てをするそうです。潜水が得意なカイツブリの親子も見られ、数か月後の独り立ちに向けて、ヒナが親鳥をまねて潜る練習をしていて微笑ましかったです。