NHKさわやか自然百景「紀伊半島 北山川」

- 映画・テレビ鑑賞
番組HPより)
紀伊半島の南部、大台ヶ原を源流とする北山川。奈良、三重、和歌山の3県を流れ、熊野川に合流する全長100キロほどの川だ。源流部は日本で有数の雨の多い地域。青く澄み切った流れをアユやアマゴなど魚たちが泳ぎ回る。水辺の森にはワカヤマヤチネズミなど貴重な生きものが暮らす。そして、季節毎に水位を変える川。水際の断崖には厳しい環境に適応した珍しい植物が見られる。北山川の流れが織りなす生きものたちを見つめる。

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初夏から夏、紀伊半島を流れる北山川に息づく生きものたちを見つめた回です。

5月、上流部は青く澄み切った流れで、透明な水の中をアマゴやアユなど魚たちが泳いで、美しい清流でした。

日本有数の雨の多い地域で、川を取り巻く森が大量の雨を地中に蓄え、ろ過されて湧き出した濁りのない水が、清らかな流れを生み出しているということです。

季節によって水位が変わる北山川。
水際の断崖には、ドロニナガ、シチョウゲ、カワゼンゴなど「渓流沿い植物」という珍しい植物が見られました。

増水すると沈んでしまう場所に自生し、梅雨の前、水に沈んでしまう前に花を咲かせて子孫を残すということです。梅雨が終わるまで水の中でじっと耐えて厳しい環境を生き抜く植物たちの姿がありました。
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