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番組HPより)
大分県、国東半島の沖に浮かぶ姫島。5月、島は鳥たちでにぎわう。この時期、海岸にはスナビキソウの花が咲き乱れ、大型のチョウ、アサギマダラが集まり蜜を吸う。南西諸島などから本州などへ渡る旅の途中、島に立ち寄ったもので、毎日数百匹を数える。命輝く初夏の姫島を訪ねる。
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初夏、大分県の姫島に集まる生きものたちを見つめた回です。
鳥たちの繁殖の季節、ミサゴのオスが捕まえた魚をメスに渡したり、イソヒヨドリがこの春生まれた幼鳥に食べ物を与えたり、多くの鳥でにぎわっていました。
またこの時期、旅するチョウ「アサギマダラ」が、南西諸島から本州に渡る途中、姫島に立ち寄り、その数は毎日数百匹を数えるそうです。
アサギマダラのオスのお目当ては、海辺に咲くスナビキソウで、この花の蜜に含まれる化学物質をもとにメスを誘うフェロモンをつくるということです。このため、この化学物質を持つ花々を追って、本州を北上して旅するそうです。
スナビキソウは大分では絶滅が心配されているということで、たくさんのアサギマダラが飛び交うこの光景が貴重なものに思われました。