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番組HPより)
沖縄のオカヤドカリ。世界でも珍しい貝殻をしょって海から陸へ進出したヤドカリだ。特製の透明貝殻で巧妙な仕組みを目撃!一見コミカルな貝殻争奪戦のウラには深い事情も。
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沖縄で、オカヤドカリの生態や暮らしに迫った回です。
ヤドカリは基本的に海にいますが、一部が陸に進出したものがオカヤドカリ。
約1200種いるヤドカリの仲間のうち、オカヤドカリは世界で17種、そのうちの5種が沖縄にはいて、どれも国の天然記念物に指定されているそうです。
なぜわざわざ陸で暮らすのか?
それは海の中のほうが天敵がいっぱいで、陸に新天地を求めたためということです。
陸上生活で切実な問題が住宅難だそうです。
浜に打ち上げられる貝殻には限りがあり、自分にぴったりのサイズが見つけるのが困難だそうです。
そのため、相手のオカヤドカリの貝殻を奪う争いが頻繁に起こっていましたが、何匹もが集まって何時間も争奪戦を繰り広げて、し烈な争いでした。
オカヤドカリは脱皮を繰り返しながら成長するため、貝殻は天敵からの防御や呼吸の役割を担い、成長に合わせた貝殻のサイズが大事だということです。
オカヤドカリの子どもたちも、小さな貝殻を背負って、大人顔負けの貝殻の争奪戦をして可愛らしかったです。