(番組HPより)
新作!山田孝之が「植物の謎の生態」を解き明かす人気シリーズ。
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トウガラシの生存戦略を解き明かした回です。
トウガラシの生存戦略のポイントは、「全てのものごとは見る者の視点によって変わる」ということだそうです。
それは、トウガラシの特徴である辛み成分カプサイシンが関係していて、トウガラシの辛みを不快に感じる生きものと、感じない生きものがいるということです。
ほ乳類にとっては、カプサイシンは辛くて嫌なものに感じられるということです。
これは、ほ乳類は移動力に乏しく、種を遠くまで運んでくれないことから、生存範囲を広げたいトウガラシが、ほ乳類を遠ざけたいためだということです。
一方で、鳥はトウガラシが辛くないそうです。
これは、鳥は飛ぶことで種を遠くまで運んでくれるからだということです。
こうしてトウガラシは、辛みを不快に感じる者と感じない者に分けて、生き延びてきたそうで、辛み成分を利用したしたたかな戦略でした。