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番組HPより)
北海道の海で大スクープ!カニの王様・タラバガニが数千匹も大集結、巨大なピラミッドを作るというのだ。専門家とタッグを組み最新機材でこの怪現象を大捜索!謎に迫る。
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北海道の海で、タラバガニが集結して作る巨大なピラミッドの謎に迫った回です。
タラバガニの巨大ピラミッドは、専門家も見たことのないとてもレアな現象で、しかもそれが、キャタピラのようにローリングしながら動くということで、不思議な話でした。
専門家らが海を大捜索し、なかなか見つかりませんでしたが、10日後、ついに発見。浅い海の底で発見したそのカニ山は、若いカニが何重にも積み重なるようにして山になっていました。
なぜカニたちは山になるのか?
観察を続けると、最大の敵・ミズダコが現れて、この天敵の脅威から身を守る行動と考えられることが見えてきました。
小魚が群れるのと同じで、カニたちも群れになって身を守っていると考えられるそうです。
じつはタラバガニは、厳密にはヤドカリの仲間で、脚が4対の計8本。一般のカニは、脚が5対の計10本だそうです。
ヤドカリの特性として、緊張や不安な状態になると体を隠そうとする習性があり、この習性により、タラバガニも上へ上へと積み上がって山になったと考えられるそうです。
タラバガニは、赤ちゃんの時は浅瀬の岩場で過ごし、成長して若ガニになると、浅瀬の海から少しずつ深い方へ移動して、大人の時代は深海で過ごすそうです。
若ガニたちのピラミッドは、大人の世界へと命がけの旅をする中で生まれた行動で、神秘的なものに感じられました。