NHKさわやか自然百景「日光 戦場ヶ原」

- 映画・テレビ鑑賞
番組HPより)
栃木県、日光国立公園の一角に位置する戦場ヶ原は標高1400メートル前後に広がる湿原である。秋から冬、日光・戦場ヶ原で躍動する命の営みを追う。

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秋から冬、栃木県の戦場ヶ原に息づく生きものたちを見つめた回です。

山々に囲まれた広大な湿原では、100種もの野鳥が確認されていて、関東有数の野鳥の楽園だそうです。

秋、湿原ではホオアカやノビタキが草の種をついばんだり、周辺の森では、イカルやアオバトが、ズミの木になる赤や黄色の実を食べたりして、多くの鳥たちでにぎわっていました。

また、鳥だけでなく、ニホンザルも木に登ってズミの実を食べたり、アカギツネが鳥やサルが地面に落とした実を食べる様子が見られ、秋の恵みが多くの生きものたちの糧となっていました。

それから冬を迎えると、湿原に生きものの姿はほとんどなくなり、周辺の森では、キツネが雪の中を食べ物を探して歩き回ったり、サルの親子が枝に残っている実を探して食べたりする様子が見られ、懸命に厳しい季節を乗り越える姿がたくましく感じられました。