​NHKクローズアップ現代「女性たちが去っていく 地方創生10年・政策と現実のギャップ」

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番組HPより)
婚活イベントを企画しても参加希望者は男性ばかり・・・地方では若年女性の流出が加速し深刻な状況も。一方、地方を出た女性たちの声を聞くプロジェクトには「魅力的な仕事がない」「結婚・出産に干渉されたくない」といった理由が寄せられ、出生率や人口を目標とする考え方や政策がそもそも現実とかみ合っていない可能性が見えてきた。

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人口減少問題について、若年女性が地方から去る実態に迫った回です。

若年女性が地方から東京へ流出しているため、地方では出生率が上がらず、人口が減少している状況だということです。

このため、国は10年前、「地方創生」を掲げて、結婚・出産・育児の切れ目ない支援を続けることで、出生率を上げることを目指してきたそうです。

しかし10年経った現在、ほとんどの自治体で、地方から東京へ転出する若年女性が増加。手厚い子育て支援は、若年女性の引き留めにはならなかったということです。

女性たちはなぜ地方を去るのか?
地方を出た女性たちの声を聞くと、「働き甲斐のある仕事につきたい」「結婚や出産に干渉しないでほしい」「しきたりなど、地域での役割押し付けないでほしい」などが聞かれ、多くの女性が息苦しさを感じていて、政策と現実にズレがあることが分かってきたということです。

背景に、女性の生き方が多様化したことや、男性女性の役割の固定的な地域が残っていること、声を無視した政策が行われていることなどがあり、こうしたズレをなくしていくためにどうするか考えていく必要があるそうです。

そのために、専門家が言うには、人口が減少しようがしまいが、女性でも男性でも、「選択肢のある地域」づくりが大事だということでした。
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