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番組HPより)
和紙は「楮(こうぞ)」や「みつまた」など植物の繊維を原料に伝統的な製法で作られたもの。1300年以上の歴史を持ち、手すきの技術の中には「世界遺産」に登録されているものもある。▽横山大観から千住博まで日本画家の巨匠が愛した和紙▽巨大和紙の製作現場▽長持ちする障子紙の秘密は世界遺産の技術▽自由な模様を楽しむ新感覚の障子紙▽古文書や美術品を和紙で修復▽かげろうの羽のごとく極薄の和紙
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和紙の魅力に迫った回です。
各地域に伝わるさまざまな和紙の紹介があり、それぞれ独自に培われた製法で作られた美しい紙で、和紙の奥深さを感じました。
福井・越前地方に伝わる「雲肌麻紙(くもはだまし)」という越前和紙は、雲のような風合いの紙で、千住博さんをはじめ日本画家たちに好んで使われているそうです。
岐阜・美濃市の「美濃和紙」は、障子紙としても名高い紙で、薄く均一で強く、地合いと呼ばれる紙のきめが整然としていのが特徴だということです。
高知県いの市の「典具帖紙(てんぐじょうし)」と呼ばれる土佐和紙は、日本で作られている中で最も薄い和紙だということです。
透けて見えるほどなのに容易に破れず、古文書の修復に使われたりするそうです。カゲロウの羽に例えられるという繊細な美しさの和紙でした。