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番組HPより)
大阪府南部の泉州地域。平野や丘陵に大小いくつものため池が点在する。そこは意外なほど生きものの宝庫だ。大阪泉州のため池で躍動する命の営みを見つめる。
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大阪府南部、泉州地域のため池に集まる生きものたちを見つめた回です。
泉州には大小いくつものため池が点在し、その数1700以上。
このあたりは雨が多くないため、農地に水を供給するため池が太古からつくられたということです。
その中で大阪府最大のため池が岸和田市の「久米田池」で、初夏、ため池では水鳥たちが繁殖の季節を迎えていました。
カイツブリは、池の水面に草を集めて作った巣で、オスとメスが交代で卵を温めたり、ヒナのために食べ物を探す様子が見られ、子育てに大忙しでした。
秋には、ヒドリガモやハシビロガモなどカモたちが北国から渡ってきて、ここで冬を越そうとしていました。穏やかな気候で食べ物が豊富なため池は、カモたちの格好の越冬地になっているそうです。
こうした水鳥たちをはじめ、多様な生きものを、太古から続くため池が支えていました。