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番組HPより)
シリーズ大病院の第2弾!巨大病院の引っ越しに密着。1月、沖縄にある琉球大学病院が全面移転。集中治療室の重症患者から小児科の子どもまで、入院患者85人を10キロ近く離れた新しい建物へ1日で運ぶ。長い間、命を見てきた病院の終わりと、より高度な治療ができる新しい病院の始まり。働く医療従事者たちや、治療を続ける患者たちにはどんな思いが去来するのか。引っ越しから新病院のスタートまで、その舞台裏を見つめた。
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沖縄の琉球大学病院の引っ越しに密着した回です。
沖縄医療の最後の砦と言われてきた巨大病院ですが、施設の老朽化により、10キロ離れた新しい病院に移転することになり、1月初めの数日間、いっせいに引っ越しが行われました。
引っ越しで最も困難なのが、入院患者85人の搬送で、集中治療室の重症患者や赤ちゃんなど、さまざまな人が入院されていて、安全に搬送できるよう何年もかけて準備してきたということです。
入院患者の1人、がんで闘病中の40歳の男性は、引っ越しを楽しみにされていました。2年前に結婚しましたが、その後、がんが見つかり、妻とまた散歩できたらいいと、治る奇跡を願って闘病生活を続けられていました。
そして、入院患者の搬送の日。
各病院から貸してもらった救急車も使って、2か所から3分刻みで患者を送り出し、無事に全員を新しい病院に送り届けることができて何よりでした。