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番組HPより)
舞台は都内にある格闘技のジム。会員の9割以上が初心者で、男女の比率も半々。ここには年齢、職業、さまざまな人が集まり、日常の何かを発散させていく。打ち出す拳の先に、みんな何と向き合っているのか。3日間、人々の声に耳を傾けた。
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東京・中野駅近くにある格闘技ジムを訪れる人たちにお話をうかがった回です。
会員の9割は初心者、会員の半分が女性で、公務員、自衛隊、タクシードライバー、漫画家、大学生など、年齢も職業もさまざまな人たちが訪れていました。
通う理由をうかがうと、ダイエットや体力をつけるため、強い気持ちをもちたい、日常にはない刺激がある、など人それぞれで、キックボクシングのレッスンやスパーリングの実戦など熱心に打ち込んでいました。
その中で、ひとり黙々とサンドバックを打つ47歳の男性がいました。
その方は昔、プロでボクシングをしていましたが、試合では勝ったり負けたりで、モヤモヤしながらボクシングをやめたということです。工場を転々としながら働き、ボクシングを観るのも嫌だったそうですが、時間がたってまたボクシングがしたくなり、ジムに通っているそうです。
他の人たちは就職し、自分はボクシングで出遅れたけれども、「後悔はしていない」とすっきりとした様子で話されて印象的でした。