(番組HPより)
アメリカ、イエローストン国立公園。広大な大地はバイソンやエルクなどの大型草食獣を育み、それを糧にオオカミやヒグマが生態系の頂点に立つ野生動物の王国だ。厳冬期は氷点下40度にもなる過酷な環境に様変わりするが、ここは地下には世界最大級のマグマだまりが存在する火山地帯。冬でも熱水が湧き雪や氷のない場所があちこちに残る。こうした場所に寒さに苦しむ多くの生きものが集まる。地熱を利用した生き残り作戦を追う。
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アメリカ・イエローストン国立公園に暮らす野生動物たちを見つめた回の15分短縮版です。
草原が広がる緑豊かな国立公園ですが、冬になると草原は一面の雪に覆われて、マイナス40度にもなる過酷な環境に様変わりするそうです。
そんな厳冬期、多くの動物たちが頼りにしている場所が温泉でした。
イエローストーンは世界有数の火山地帯で、温泉の周りには地熱で雪が積もらない所があちこちにあるそうです。
そこへ、バイソンの群れがむき出しになっている草を食べに来たり、コヨーテが温かい地面に気持ちよさそうに横たわって休んだりして、厳しい冬の間、動物たちにとって恵みの場所になっていました。
しかし、いいことばかりではなく、動物が集まるここは、オオカミにとって狩りにうってつけで、動物たちは長居はできないということで、雪原と火山地帯を行き来して、火山の恵みを受けながら厳しい冬を乗り越える動物たちの姿がありました。