​NHK美の壺「高貴な輝き 絹」

- 映画・テレビ鑑賞
番組HPより)
蚕の繭から作られる「生糸」。長野の工房が繭を塩蔵して作るのは?!▽生糸だけで作る着物「生絹」の風合い▽布団などに用いられる「真綿」。繭を押し広げて作る真綿作りの職人技▽春日大社の春日祭で天皇の勅使に贈られる「真綿の禄」。勅祭を特別撮影!▽絵画に欠かせない「絵絹(えぎぬ)」。日本画家・福田平八郎が絹に描いた「牡丹」の秘密を解剖!▽絹ならではの技法「裏彩色」で表現する驚きの表情!

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繊維の女王と称えられる「絹」の魅力を紹介した回です。

蚕(かいこ)の繭(まゆ)から生み出される絹の糸。中国で始まった養蚕が、弥生時代に日本に伝わり、明治時代には輸出量世界一を誇ったそうです。

最大の特徴は、美しい光沢だということです。
絹の生糸だけで作る着物や、繭を伸ばして作る真綿など、その特徴や性質を生かしたさまざまな絹物の紹介がありました。

絵画にも用いられ、絹のキャンパスに描く「絵絹」は、多くの画家たちに好まれてきたそうです。

その1人、日本画家の京都絵美(みやこえみ)さんは、人物や動物の絵絹を描かれていました。絹は表からも裏からも彩色できるのが大きな特徴だそうで、裏彩色により透明感や奥行き感を出すことができるということです。描かれている絵には、幽玄の美しさが感じられました。