​NHK歴史探偵「戦国ご当地大名シリーズ 大友宗麟」

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番組HPより)
戦国ご当地大名シリーズ、一番手は豊後のキリシタン大名・大友宗麟。ポルトガルに残る一枚の宗教画からヨーロッパと繰り広げた世界戦略に迫る。南蛮渡来の国崩がさく裂だ!

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九州の豊後を治めた戦国大名・大友宗麟の実像に迫った回です。

ヨーロッパでは大航海時代、ポルトガルの宣教師フランシスコ・ザビエルが日本に渡り、各地でキリスト教を広めようとしましたが布教活動は難航。そのとき、ザビエルたちを温かく招き入れ、初めてキリスト教を歓迎した戦国大名が、宗麟だったそうです。

そんな宗麟を、ザビエルらはイエズス会の書物に「豊後の王」と表現したことで、ヨーロッパから強大な王として認識されるようになったということです。

ポルトガル王は、宗麟に興味を持ち、宗麟をキリシタンに改宗させることで、キリスト教の勢力を拡大をはかろうとします。

しかし宗麟は、改宗を最初は拒み、それを駆け引きのカードに使うことで、南蛮貿易で莫大な富を手にしたそうで、ネゴシエーションに長けた、したたかな人物でした。

その後、薩摩・島津氏との戦いで、ポルトガルから支援を受けるため、最終的に宗麟はキリシタンに改宗しますが、宗麟の家臣団の宗教対立が戦局に影響を与え、島津軍に敗れたということです。

こうして宗麟の力は衰えていったということですが、ヨーロッパが王と認め、外交面で優れた交渉力を発揮した大名でした。
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