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番組HPより)
酒場詩人の吉田類が全国の低山を訪ね、その魅力を堪能!今回の舞台は「日本一まつられる神」がすむ大分・八面山。武神として知られる八幡神、その意外なルーツとは?
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吉田類さんが、地元のフリーアナウンサーと共に、大分県中津市の八面山を登った回です。
八面山は、日本で一番多く祀られているある神様とゆかりの深い山で、その神様というのは「八幡神」でした。
八幡神は一番多く信仰されている神様ですが、古事記や日本書紀に出てこない「謎の神」だそうで、その謎が山を登ると分かるということで、考えながら登りました。
登っていくと、信仰の舞台だった巨石や、修験者が修行した滝など、
さまざまな信仰の痕跡がありました。
そして、山の中腹に神社があり、本殿の横に2つの巨石がありました。
伝説によれば、一つが鷹石、もう一つが犬石と呼ばれ、八幡神が鷹の姿になり、犬を連れて降り立ったのが、この2つの巨石とされるそうです。
古事記や日本書紀に出てこないのは、元々日本の神様ではなく、大陸から持ち込まれた渡来系の神様だからたということです。
中津のあたりには、古来、多くの渡来人が住み着いていたそうで、彼らが持ち込んだ渡来系の神様が、土着の神様と融合して、八幡信仰という形になったということです。
当日は霧が出ていて景色が幻想的で、いっそう神秘に満ちて感じられました。