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番組HPより)
東京の下町にある入谷。かつて都内で一二を争う銭湯激戦区だったこの地に、築96年の銭湯を改修したカフェがある。千鳥破風が三つもあってまるで天守閣。中に入ると、高い格天井に坪庭。番台に上ることまでできるのだ!看板メニューは自家焙煎珈琲と自家製アイスのマリアージュ。
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古民家カフェ巡りをしている主人公が、東京・入谷にあるカフェを訪れた回です。
そのカフェは、千鳥破風が3つもあるお城の天守閣のような堂々とした構えの木造和風建築でした。
元銭湯で、浴場や坪庭、番台、体重計などが、当時のまま残っていて、ノスタルジックな雰囲気でした。
タイトルの「東京型銭湯」というのは、こうした千鳥破風や、高い天井、高い番台、坪庭などがある銭湯のことを言うそうです。関東大震災のとき、東京で多くの銭湯が倒壊。震災後、再建を託された宮大工が、歌舞伎座を参考に一新した銭湯を建てることで復興しようと考え、こうした東京型銭湯が多く建てられたということです。
浴場はオフィスになっていて、この銭湯の常連客だった建築事務所の方が、2016年に閉業した銭湯のオーナーから「この銭湯を残してほしい」と依頼され、建築事務所兼カフェとして活用しているということです。形を変えながらも、思いを受け継いで使い続けられている建物でした。