概要(Amazonより)
大手出版社「薫風社」に激震走る!かねてからの出版不況に加えて創業一族の社長が急逝、次期社長を巡って権力争いが勃発。専務・東松(佐藤浩市)が進める大改革で、お荷物雑誌「トリニティ」の変わり者編集長・速水(大泉洋)は、無理難題を押し付けられて廃刊のピンチに立たされる…。速水は、新人編集者・高野(松岡茉優)と共に、次々と現れるクセモノたちとスリリングな攻防を繰り広げていく。
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大手出版社のお荷物雑誌の編集長が、新人編集者の女性と共に、世間が注目する雑誌作りに挑んでいく物語です。
主人公はカルチャー誌の編集長で、注目される雑誌にするために手段を選ばないところがあるなど、頭の切れるやり手の人物でした。
一方、ヒロインの新人編集者の女性は、文学に誠実に向き合っている方で、突拍子のないことをする編集長とぶつかり合いながら進んでいく感じがよかったです。
組織内の権力争いや、作家の引き抜き、出版業の行く末など、いろいろな思惑や要素が絡んでいて、それらが最後に一つにつながり、意外な結末を迎えて面白かったです。