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番組HPより)
酒場詩人の吉田類が全国の低山を訪ね、その魅力を堪能!今回の舞台は滋賀、異世界のような風景が広がる霊仙山。山頂付近に建つ鳥居が示す、意外な水への信仰とは?
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滋賀県の霊仙山(りょうぜんざん)に、吉田類さんと滋賀出身のモデル・朝香りほさんが登った回です。
幾つもの沢を渡ったり、ロープが張られた急登を越えたり、変化に富んだ山道を登っていくと、山頂付近に草原にたくさんの白い岩が転がる不思議な風景が広がっていました。
この白い岩は石灰岩で、太古に海底に積もった石灰岩が隆起したものだそうで、山の名前のとおり、霊がすんでいそうな異世界のような風景でした。
そこには小さな池があり、小さな鳥居が立っていましたが、ここは毎年、雨乞いの儀式を行う場所だということです。
じつは、このあたりは、水が豊かそうに見えますが、日照りの日が続いてしまうと水不足に陥ってしまう地域だったそうです。原因は、山のふもと一帯が砂や砂利の地層で水はけがよく、すぐに地中にしみ込んでしまうためで、村どうしの水を巡る争いが絶えなかったということです。
明治時代になってポンプが使われるようになって水不足は解消したそうで、意外な水の信仰が続く神秘的な山でした。