(番組HPより)
「光」×「音楽」×「青春」!
言葉にならないものを描きたい…
2024年夏公開の話題の映画「きみの色」。この作品を手掛けたのが、今、国内外で注目を集めている監督のひとり、山田尚子。
小さな心の揺れ動きを捉えた繊細な演出と、卓越した瑞々しい映像表現は、アニメファンの枠を超えて愛されている。
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アニメーション監督・山田尚子さんを長期取材した回です。
言葉に頼らない表現を得意としていて、作品は映像的と呼ばれ、新作『きみの色』が上海国際映画祭のアニメーション部門で最優秀作品を受賞するなど、国内外で注目を集めているそうです。
監督という威厳のある雰囲気ではなく、とても物腰の柔らかい方で、スタッフに「ここをこうしたい」とお願いするときも腰が低いのですが、粘るし、細部までこだわり、執念ともいえる妥協しない姿勢に凄さを感じました。
作品作りにおいて、一番大事にしていることは“神にならない”ことと言われていて、印象的でした。
アニメでは、天気から何もかもその世界を作り上げることができますが、作り手が動かしているように見えないようにしたいということです。
キャラクターは作品の中で自立しているべきという持論を大事にされていて、演出しているというより、カメラでドキュメントを撮っている感覚に近いそうで、独特の感性で新しい作品を生み出し続けられていました。