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番組HPより)
酒場詩人の吉田類が全国の低山を訪ね、その魅力を堪能!今回の舞台は、小豆島にそびえる絶景の岩山、星ヶ城山。瀬戸内の絶景を生み出した1400万年前のある事件とは?
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香川・小豆島の「星ヶ城山」に、吉田類さんと俳優・木内晶子さんが登った回です。
ごつごつとした岩場とユニークな形の巨岩と森の緑が混ざり合った山肌が特徴的な山で、こうした景観の成り立ちを考えながら山を登りました。
中腹には「寒霞渓(かんかけい)」と呼ばれる、奇岩と断崖が織りなす絶景の大渓谷が広がっていて壮観な景色でした。
ここで専門家の方が、星ヶ城山の景観の成り立ちを教えてくれました。
星ヶ城山にいろいろな形の巨岩が見られるのは、これらが角れき岩で、角れき岩は浸食を受けやすく削られやすいため様々な形になったということです。
さらに、標高600mから上は安山岩で覆われていて、安山岩は浸食に強い岩であるため、寒霞渓をはじめとする景観は、角れき岩の上に硬い安山岩が覆うことで守られてきたということです。
こうした角れき岩の上に安山岩が覆う地形は、1400万年前の「瀬戸内火山帯」と呼ばれる大規模な火山活動によるもので、星ヶ城山だけでなく、一帯の瀬戸内の島々も同様な地形になっていて、だから瀬戸内海にはユニークな形の山が多いのだそうで、瀬戸内海の美しい景観の秘密がよく分かりました。