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番組HPより)
去年8月に亡くなったアーティストの田名網敬一さん。幼少期の戦争の記憶を創作エネルギーの源とし、極彩色のポップな画風でポップ・アートをけん引。国内外で評価された。
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アーティストでグラフィックデザイナーの田名網敬一さんへのインタビューを振り返った回です。
日本のポップアートをけん引した田名網さん。
創作エネルギーの源は幼少期の記憶で、特に戦争中、防空壕から見た光景が生涯忘れられないものとなったということです。
それは、防空壕の前に、金魚が泳ぐ大きな水槽が置いてあったそうですが、その金魚鉢の向こうにはB29から焼夷弾が落ちてくる恐怖や戦争があって、金魚鉢を透かしてそれを見ていたそうで、強く印象に残る光景だったことが想像されました。
そうした自分の五感で感じた記憶に導かれ、独自のアートを追求し続けた方でした。