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番組HPより)
酒場詩人の吉田類が全国の低山を訪ね、その魅力を堪能!今回の舞台は宮城県牡鹿半島沖に位置する金華山。その名に「金」を冠するこの山には、古より黄金伝説があるのだが…
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吉田類さんが、地元のフィギュアスケーターの本郷理華さん共に、宮城県の金華山に登った回です。
金華山は、ほぼ無人島の小さな島「金華山」にあり、山が島の名前になっているということです。
「金」の名前がつく山で、また山のふもとには金銀財宝の守護神をまつる黄金山神社があるということで、金の痕跡を探しながら登りました。
頂上付近まで登ると、神社の禰宜の方が、金華山の名前の由来を教えてくれましたが、残念ながら金華山で金がとれた史実はないそうです。
奈良時代、聖武天皇が東大寺の大仏を建立した際、大仏を飾るために東北の山でとれた黄金が使われたそうですが、このことを祝って大伴家持が万葉集で詠んだ歌に出てくる「黄金の華咲く山」が、金華山のことだと勘違いされたのが名前の由来だということです。
金の痕跡は見つかりませんでしたが、登っていく中で、ほぼ手つかずで豊かな緑が残っていたり、野生のニホンジカや美しいルリボシカミキリに出会ったりして、名前にふさわしい自然の輝きあふれる山でした。