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番組HPより)
ローティは伝統的哲学によって基礎づけられた「人権」という概念に疑義を呈する。それは暴力を阻止するどころか助長することもありうると警告するのだ。
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ローティは、私たちや社会は言葉によってつくられ、それは常に変えていくことができると説きましたが、言葉の選び方によっては残虐な事態が生じる可能性があると論じているそうです。
その例として、ルワンダにおける特定の部族を対象とした虐殺をあげ、こうした言葉で扇動して虐殺に向かわせた歴史があるということでした。
身近な日常の中でも、例えば、配偶者(奥さん、妻、パートナー、連れ合いなど)をどう呼ぶかによって、会話の帰結が変わってきて、相手が苦痛を感じる場面があるということです。
そうならないため、なぜその言葉を使うのかということを、「知り」「学び」「考える」ことが大事だということでした。