​NHKにっぽん百低山「高落場山・富山」

- 映画・テレビ鑑賞
番組HPより)
酒場詩人の吉田類が全国の低山を訪ね、その魅力を堪能!今回の舞台は砺波平野を見下ろす高落場山。竜が棲むという伝説が残る聖なる山が守られてきた意外な理由とは?

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吉田類さんが、富山出身の俳優・室井滋さんと、富山県の高落場山(たかおちばやま)に登った回です。

高落場山には竜が棲むという伝説があり、なぜ竜が棲むのか考えながら登りました。

高落場山のふもとには砺波平野が広がり、古くからの田園地帯で、加賀百万石を支えていた全国屈指の米どころだそうです。

山を登っていくと、まず、龍が棲むと伝わる「縄ヶ池」があり、池のほとりには、水にまつわる神様である「竜神」を祀る祠(ほこら)がありました。

山の中腹には、「竜の背中道」と呼ばれる幅の狭い険しい尾根道があり、そこを頑張って登りきると、標高1000m付近にブナの巨木が立ち並ぶ林が広がっていて、鮮やかな緑で幻想的でした。

ここにブナの巨木の林が残るのは、加賀藩の命令で400年間切られていないからだそうです。ブナ林は、貯水林とも言われ、天然のダムとも言われるそうです。

実は、高落場山は、ふもとの田畑に水をもたらす水源の一つで、水源の山として大切にされてきたそうです。また、ブナ林は、水害の予防にもなり、残されてきたということです。

水の恵みをもたらし、水害を鎮める神でもある竜を祀り、古くから大切にされてきた山でした。山頂から砺波平野が一望できて、素晴らしい眺めでした。
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