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番組HPより)
北海道北部の天塩川は生きものたちにとって「命の道」だ。秋、無数のサケがこの川を通り産卵のため戻ってくる。するとタヌキやキツネが川岸を行き来し秋の恵みを享受する。冬、一面が雪に覆われると森の食べ物は減少し、厳しい季節となる。
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秋から冬、北海道・天塩川に息づく生きものたちを見つめた回です。
10月、天塩川は、海から帰ってきた無数のサケが見られ、遡上するサケたちの通り道となりました。サケたちは生まれた場所を目指して遡上し、たどり着いて産卵を終えると力尽き、オオワシやエゾタヌキなど動物たちの糧となりました。
11月、雪が降り始めて一気に雪景色に。
それから1月、寒さのピークになると、川は氷に覆われ、雪と氷に閉ざされた世界になりました。
食べ物が乏しい厳しい季節ですが、川が凍ったことで動物たちは川を渡ってより広い範囲で食べ物を探すことができるようになり、氷の道となることで厳冬を生き抜く生きものたちを支えていました。