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番組HPより)
日本では北海道の限られた地域にしかいないシマフクロウ。生息数はわずか200羽あまり。国をあげた保護が続くなか生まれてすぐに親を失った子どもが見つかった。希少な命を野生に帰すための訓練に密着。1羽でも多くの命を救おうと模索する人々の最前線に迫る。
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シマフクロウを野生復帰させる取り組みに密着した回です。
北海道の限られた地域にしかいないシマフクロウは、生息数200羽あまりの絶滅危惧種で、国の徹底した管理のもとで暮らしているそうです。
今回、環境省の保護センターが保護した2羽のフクロウを野生復帰させる活動に密着。
1羽は、生まれてすぐ親がいなくなったフクロウで、野生で暮らしたことがなく、人が訓練して野生に返そうとする取り組みが続けられていました。
シマフクロウは魚を主食とし、魚を狩る世界でも珍しいフクロウだそうです。しかし、保護した1羽は生きた魚を狩ったことがなく、自力で魚を狩れるように訓練が始まり、最初は失敗続きでしたが、少しずつ成果が現れてきて成長がみられました。
もう1羽は、交通事故にあい、頭を打ち、翼も骨折した重症のフクロウ。保護センターでの治療によって少しずつ回復して、リハビリを始めることに。
心配なのは、事故の後遺症で片目が見えていない様子だということです。ただ、野生でも片目が見えていないフクロウがいるそうです。
そうして1年半後、リハビリの成果が現れ、自分で魚を捕まえることができて感動的でした。