​NHKにっぽん百低山「屋島・香川」

- 映画・テレビ鑑賞
番組HPより)
酒場詩人の吉田類が全国の低山を訪ね、その魅力を堪能!今回の舞台は、香川県高松市のシンボル、屋島。そこにはタヌキの神さまがすむという。いったい、その正体とは?

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香川県高松市の屋島(292m)に、吉田類さんと地元出身の俳優・木内晶子さんが登った回です。

タヌキの神様がすむとされ、その信仰の謎に、山登りをしながら迫りました。

屋島は、頂上部が平坦なテーブルマウンテンで、登っていくと、最初は緑に囲まれた登りやすい道でしたが、途中から、ごつごつとした岩がむき出しになった険しい道に変わりました。

じつは、この岩が屋島の不思議な形に関係しているそうです。
ここには、かつて大きな湖があったそうですが、付近で火山活動があって、大量の火山灰が湖を埋め立て、さらに溶岩が流れ込んで、冷え固まった溶岩がふたになり、このようなテーブル状の不思議な姿になったということです。

屋島の平坦な頂上部を歩いていくと、「屋島寺」というお寺があり、本堂の隣には大きなタヌキの像が立っていて、「蓑山大明神」というタヌキの神様がまつられていました。

このタヌキの神様は、さまざまな伝説を残す「太三郎」というタヌキで、平家の守り神にもなったということでした。

屋島でタヌキが信仰されている一説として、江戸時代、庶民の間で稲荷信仰が広まりますが、キツネは全国に分布する中で四国にはほとんど生息していなくて、キツネの代わりにタヌキが信仰されるようになったのではないかということです。

頂上部からは瀬戸内海の大パノラマを一望できて、タヌキと深い関わりがあるなど、魅力に富んだ山でした。
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