NHK歴史探偵「白川郷と五箇山 歴史を動かした合掌造り」

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番組HPより)
世界遺産・白川郷と五箇山の合掌造り。江戸時代、屋根裏で生まれたあるものが経済危機を救い、床下で作られた化学物質が戦国のいくさを変えた!?合掌造りが歴史を動かした

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白川郷(岐阜県)と五箇山(富山県)の合掌造りと、日本の歴史との関係を調査した回です。

白川郷では、江戸時代、屋根裏で「養蚕」が行われたということです。

江戸時代、良質な生糸を調達するため、海外からの輸入に頼ったことで、金銀が流出し、財政破綻の危機に。幕府は、生糸の国産化を押し進めようとし、白川郷の屋根裏で養蚕が盛んに行われ、日本の財政危機を救ったということです。

養蚕は当時の生活の糧で、合掌造りの三角屋根になった最大の理由は、蚕を飼うスペースを確保するためだったということです。


一方、五箇山では、戦国時代、床下で火薬の原料「塩硝」が作られていたそうです。

こちらも、塩硝の調達を海外からの輸入に頼っていましたが、この床下で独自に開発した製法で、量産できるようになったということです。

織田信長と本願寺との争い「石山合戦」では、本願寺軍が、五箇山の塩硝を使った鉄砲部隊で、信長を苦しめたそうです。この戦いで信長は、鉄砲の威力に気づかされ、取り入れるようになり、天下統一に向けて進んでいったそうです。

2つの集落の合掌造りが、日本の歴史に深く関わっていたことを知りました。