​NHKダーウィンが来た!「ドキュメント720時間 動物たちの巨大マンション」

- 映画・テレビ鑑賞
番組HPより)
アフリカのカラハリ砂漠に現れた木にぶら下がる枯れ草の塊。なぜかここに生きものたちがひっきりなしに現れる。長期密着で砂漠を彩る動物たちの不思議な関係が見えてきた!

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アフリカ南部のカラハリ砂漠に立つ動物たちが集まる木を見つめた回です。

その木を、定点観測で720時間(30日間)にわたり観察したのですが、ドキュメント72時間のような演出で面白かったです。

そのアカシアの大木には、枯れ草が集まってできた巨大な塊がぶら下がっていて、何とも奇妙でした。

枯れ草の塊には、幾つも穴が開いていて、その穴から小鳥が出入りしていましたが、実は「シャカイハタオリ」という小鳥の巣だそうです。巣は、何世代にもわたって受け継がれてきたもので、築100年を超えるものもあるそうです。

観察を続けると、巣の下の日陰にダチョウやオリックスが涼みにきたり、ジャッカルが巣の下に集まる虫を食べに来たり、チーターが巣の上にのぼって見晴らし台として利用したり、さまざまな動物が引きつけられるように集まってきていました。

また、インコやフィンチなど他の鳥が、使われていない巣穴を空き部屋として借りて暮らしていて、まさに巨大マンションのようでした。

その住人たちの中には、シャカイハタオリの天敵である「コビトハヤブサ」もいて、コビトハヤブサは時にシャカイハタオリのヒナを襲うことがありました。
厄介な住人でしたが、その一方で、コビトハヤブサが巣に近づいたマングースを撃退する場面も見られ、天敵でもあり用心棒でもある住人との不思議な共同生活でした。
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