（番組HPより）
神奈川県南部、丹沢山地と相模湾との間になだらかな丘が連なる。大磯丘陵だ。丘は常緑広葉樹などの森に覆われ、ところどころに谷戸と呼ばれる小さな谷が刻まれている。春、丘陵ではたくさんの生きものが活発に動き出す。

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春、神奈川の大磯丘陵に息づく生きものたちを見つめた回です。

小高い丘が連なるなだらかな丘陵で、市街地の近くにあるにもかかわらず、タブノキなど常緑広葉樹に覆われた緑豊かな森でした。丘と丘の間には所々に谷戸と呼ばれる小さな谷が刻まれていて、田んぼに利用され、湧き水の小川が流れる素朴な田園風景が広がっていました。

森は食べ物が豊かで、１年に１００種以上の野鳥が見られるということです。子育てのこの季節、ヤマガラ、メジロ、エナガなど様々な鳥が求愛をしたり、巣作りの材料を集めたり、ヒナに食べ物を運んだり、活発に動きまわる姿が見られました。

５月のある日、巣立ったばかりコゲラの幼鳥が、まだうまく飛べず地面にずっといて、天敵に狙われる恐れもありましたが、そこへ親鳥がやって来て、幼鳥が飛べるよう見守る様子が見られて微笑ましい光景でした。