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番組HPより)
中央アルプスのライチョウを動物園で守り、繁殖させて山へ戻すという日本初のプロジェクトが始まった。動物園生まれのヒナたちが野生を生き抜くための特別レッスンに挑む。
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絶滅が心配されるライチョウの保護に取り組む環境省主導のプロジェクトの新たな試みとして、動物園で生まれたヒナたちを野生に戻す試みをした記録です。
長野県の中央アルプスのライチョウを、長野と栃木の2つの動物園に運んで繁殖してもらい、そこで生まれたヒナを育て、また中央アルプスに戻すという計画でした。
試みが始まり、母鳥は卵を産んで抱卵して温め始めますが、卵が破裂してしまい抱卵放棄をしてしまったり、無事ヒナが生まれて順調に育っていても、ある時突然、体調を崩して回復できなかったり、アクシデントの連続でとても難しい取り組みでした。
そうした中、育つことができたヒナたちは、母親から野生で生き抜くための特別レッスンを受け、いろいろなことを学んで成長していく様子が見られました。
そして、動物園での子育てが終わり、中央アルプスの山に母親と共にヒナたちが放たれました。その1か月後、確認に訪れると、母親とほぼ同じ大きさに成長した若鳥たちの姿が見られて安心しました。