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番組HPより)
パンダ・ビーチ・温泉…関西有数のリゾート地ができるまではチャンスとピンチの連続だった!?その秘密をタモリさんがブラブラ歩いて解き明かす
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和歌山県白浜町を訪れ、旅のお題を解き明かした回です。
南紀白浜は、多くの人が訪れる関西有数のリゾート地ですが、一大リゾート地になるまでの道のりは平たんではなく、チャンスとピンチの連続だったそうで、そのチャンスとピンチが何だったのかを探りました。
南紀白浜の魅力の一つ、白良浜(しららはま)は、名前のとおり白い砂が特徴の美しいビーチでしたが、じつは現在あるこの白い砂は、遠くのある場所から持ってきたものだということです。
これが1つめのチャンスとピンチで、“戦後のレジャーブーム”というチャンスが到来し、リゾート開発が一気に進んだそうです。しかし、開発が進むと、人工物で周囲の自然が覆われたことで、それまで自然のサイクルで保たれてきた砂浜が、砂が減ってやせ細ってしまうピンチに見舞われ、それで、わざわざ遠くから砂を持ってきたということでした。
また、有馬、道後と並んで日本三古湯とされる白浜温泉にも、ピンチとチャンスがあったそうです。
江戸時代、温泉の恵みを生かして湯治宿をつくると、多くの人がやって来て観光地へと発展するチャンスが訪れたということです。しかし、大正時代になると、温泉のスタイルの変化により、これまでの外湯から内湯に変わったことで、内湯を設けた旅館がたくさん立って、掘りすぎてしまい、温泉が出なくなるピンチになったそうです。
今は湯量を管理して使い過ぎないようにしているそうですが、ビーチも温泉も、人の行き過ぎた行為がピンチを招いているところは皮肉な感じがあり、現在に至るまで紆余曲折があったことを知りました。