​NHK歴史探偵「日露戦争 知られざる開戦のメカニズム」

- 映画・テレビ鑑賞
番組HPより)
120年前に起きた日露戦争。なぜ戦いに至ったのか?ロシアのイメージが友好国から仮想敵国へと変わるなかで起きていた両国のすれ違いと開戦を望む世論の誕生を調査する。

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120年前、日露戦争がなぜ起きたのか調査した回です。

日露戦争が起きる以前は、日本とロシアはともに先進国を目指す仲間意識があり、友好関係にあったそうです。

ところが、1894年の日清戦争に勝利した日本が大陸へ進出しようとしたところ、ロシア・ドイツ・フランスから、いわゆる三国干渉があり、日本がいったん領土とした遼東半島を返還することになり、それをきっかけにロシアに対する負の感情が日本国内で広まっていったということです。

この三国干渉の際、日本は「ロシアが武力をちらつかせて返還を迫った」と受け取ったのに対し、ロシアは「正式な外交ルートを使って干渉を行った」と認識していて、認識のギャップがあったということです。

その後も、両国の認識のずれ、お互いのすれ違いが重なったことで、日本の中で戦争の機運が高まり、1904年に日露戦争が始まってしまったということです。

最後に専門家の方が、こうした認識のずれが生じないよう、価値観が違うということをまず分かっておくことが大事だと話されていましたが、現在世界で起きている戦争について考えさせられるテーマの回でした。
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