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番組HPより)
下町の町並みとタワーマンションが共にある東京・佃。細い路地の奥にある“お地蔵さま”が舞台。気づかず素通りしそうな場所だけど、ふらりふらりと人がやってくる。
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東京・佃の下町にあるお地蔵さまにお参りに来る人たちにお話をうかがった回です。
タワーマンションが立ち並ぶ中に残る下町の一角、細い路地の先に、石に彫られたお地蔵さまが静かに佇んでいました。
周囲で開発が進み風景が変わっていく中で、ここだけ都市の喧騒から切り離され、時が止まったような静かな空間でした。また、お地蔵さまと共にそこには樹齢400年ほどとされる大きなイチョウの木があり、木が建物の屋根を突き抜けて立っていて神聖な雰囲気でした。
10年通う年配の男性や、ここを通るとき必ずお参りするという男性、仕事を探している女性、毎週1回ここに来る大学生の方などが来て、思い思いにお参りしていました。「ここに来ると落ち着く」「ここに来れば安心できる」と言って、参拝者らに少しの安らぎや勇気を与えてくれる場になっていて、都会の片隅に残る貴重な場所だと思われました。