​NHK日曜美術館「シスコ・パラダイス~塔本シスコの人生“絵日記”~」

- 映画・テレビ鑑賞
番組HPより)
終生、熊本弁で91歳で亡くなるまで、くる日もくる日も描き続けた。団地の四畳半の一室で、でっかいキャンバスに身近な草花、家族、猫や犬、鳥。そして幼い頃のふるさとの海の風景。丸ごと、人生“絵日記”のようなパラダイス。

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熊本県出身の画家・塔本シスコさん(1913-2005)が描いた絵を鑑賞しながら足跡をたどった回です。

自由な筆使いで描いたユニークな形と鮮やかな色彩のちょっと不思議な絵で、子供の絵のように自由な発想で伸び伸びと描かれていて、印象に残る絵でした。

多くは、日々の中で出会った身近な自然や、幼い頃の思い出の風景を描いたもので、キャンバスいっぱいにたくさんの草花や動物、人物など描き込まれていて、まさにパラダイスのような楽しい雰囲気に満ちた絵に感じられました。


主婦だったシスコさんが絵を描き始めたのは、50代からだそうです。その頃、脳いっ血で倒れて左半身にマヒが残り、リハビリとして絵やアートを始めたのがきっかけで、大阪・枚方市の団地の四畳半の部屋で、91歳で亡くなるまで毎日のように絵を描いたということです。

シスコさんが絵を描いているときの映像も紹介されましたが、時に歌を歌いながら楽しそうに描かれていて、そんな楽しい気持ちがそのまま現れたような絵だと思いました。
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