(
番組HPより)
最新研究から縄文時代のくらしに迫る。土器の中から見つかった謎の虫の正体とは?現代人も驚く、縄文人の高度な自然利用の証拠。
---
縄文時代の暮らしに迫った回です。
最新研究から分かってきた縄文時代の暮らしの紹介があり、これまでの縄文時代のイメージをいろいろと塗り替えるもので興味深かったです。
一つは食生活についてで、遺跡からある虫の痕跡が見つかり、それは縄文時代にいないはずの虫で、衝撃的な発見だったということです。
その虫がいたということは、縄文人がどんぐりなどの「木の実」を食料として計画的に採って定住生活を実現していたと考えられるそうで、狩りをしてその日暮らし的な生活をしていたイメージを大きく変えるものでした。
また一つは、かごなどの高度な工芸品を作っていたことで、発見された手編みのかごは、きめ細かく編み込まれた緻密なつくりで、技術の高さに感心しました。
また、うるしを使った品も見つかり、樹木からうるしを計画的に採るため、森を間伐して森林管理までしていたと考えられていて、古代の人々がこのような高度な知識をもっていたことに驚きました。