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番組HPより)
岡山県の中央部にある吉備中央町。夏、人々が心待ちにするのが、“森の宝石”との呼ばれるブッポウソウの飛来です。るり色の鳥が舞う美しい山里でのひと夏の物語です。
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岡山県・吉備中央町の山里に飛来する渡り鳥、ブッポウソウを見守る人々に出会った旅です。
ブッポウソウは、夏の初め、南のボルネオなどから子育てにやって来る渡り鳥で、るり色の羽がとても鮮やかで、赤いくちばしがアクセントの美しい鳥でした。
かつては日本各地で見られたそうですが、開発が進み、今やまとまった数のブッポウソウが見られるのは、中国山地のこの一帯だけということです。
この集落では、400もの巣箱を設置してブッポウソウの保護活動をしているそうです。
集落に住む76歳の男性が、自宅の前に手作りの観察小屋をつくり、巣箱の中を映すカメラの映像を観察し、逐次ノートに記録して、朝から晩まで取り組む熱心さで、瑠璃色の鳥にすっかり魅了されている様子でした。