(
番組HPより)
高知県西部を流れる四万十川。全長は四国一の196キロ。日本最後の清流とも呼ばれ、人々は川の恵みとともに暮らしている。地域の暮らしに欠かせない四万十川を、河口から源流点までたどり、その豊かさにふれる。
---
再放送を視聴。
高知県の四万十川を河口から源流までたどりながら、川と共に暮らす人々に出会った旅です。
河口近くでは、天然うなぎの漁をする男性に出会いました。
「柴漬け漁」と呼ばれる伝統の漁法で、柴という多量の細長い草をひもで束ねて、うなぎの通り道になっている川底に沈めてそこに入るの待ち、2~3日に一度引き上げるという独特な漁でした。
今ではこの漁で生計を立てているのはこの方だけで、地域に伝わる昔ながらの漁法を絶やさず、漁を続けられていました。
上流域では、田舎豆腐を作る女性2人に出会いました。
この地区では、四万十の美味しい水を使って、かつては盛んに豆腐が作られ、何軒かの豆腐屋もありましたが、高齢で次々に廃業したということです。
夏の時期に作られるという、焼いた豆腐を梅酢に漬け込んだ赤い「梅酢豆腐」は、子供の頃に母が作ってくれた味だそうです。数年前から2人で豆腐作りを始めて、そんなふるさとの味を守ろうとされていました。
最後に、源流点をたどって四国山地を標高1000mまで登って、岩の間から流れ出す清水を見つめました。小さなせせらぎでしたが、やがて大河へと変わる源流で、神秘的なものに感じられました。